2008年08月11日

山の雷

山の雷

今日、インターネットで暇つぶしをしていて、先日行った富士山で恐ろしい雷に巻き込まれたけど富士山では事故なんかよくあることなの?と富士山の事故の検索をしたら「エッ平成20年8月9日!?」 落雷で命を落とされた方がいらっしゃいました。幸い僕らの行った日にあれだけの怖い目にあってなお上に向かおうという人が何人もいて何もなかったようですが、そのわずか3日後の同じ登山道で場所もほぼ同じところで・・・。ほかに何人か近くにいたようですが、怪我もないようでした。たしかにあれだけの広い山域で人を直撃する可能性はかなり低いでしょう、でも逆に自然の登山道ですからそこに落ちない可能性が高いわけではないでしょう。何かの本で読みましたが、山の雷は別に高いところに落ちるわけじゃなく、金属に落ちやすい訳でもないんで腕時計やネックレスをはずしたりステッキを寝かせたりしゃがんでもあまり効果はないようです。たしかに高くて金属のところに落ちるなら富士山周辺の静岡県や山梨県には落雷なんて絶対にないですよね。富士山山頂の測候所に必ず落ちるはずですから。山の雷は山肌を横や上に走るんで雷雲に巻かれたら守りようがないようです。ですので遠雷が聞こえたら行動を切り上げて山小屋に非難するしかないようです。僕らの状況でしたら、ひとつ手前の6合目の山小屋でごろごろ鳴り出していたのでそこで行動をやめるべきでした。それが適切な対応ということになるのでしょう。しかし知識はあってもあれが集団心理なのか「みんな行くから大丈夫だろう」と何の根拠もないのに勝手に自分の都合のよいほうに判断して出発し、あんなに怖い思いをしたわけです。僕らが行った2日目も午後から天気が崩れてきて、駐車場につく手前6合目くらいからごろごろ鳴り出してました。こんだけ暑い日がつづくと特に夏真っ盛りの今の季節は午後からは雷が鳴ると思って午前中に山の行動をやめるほうがよいようですね。つくづく思います。富士山は人気が高くて標高も高い割りに比較的行きやすい山です。先日のブログにも書きましたが落石などもあります。高山病もあります。高山病でなくても日ごろ運動もしない人が寝不足でも簡単にいける山とは思えません。僕らが泊まった山小屋でも夕ご飯を待っていると(多分6時前くらい)女性の方が2人雨具を持ってないのでどうも買いに来たらしい(外は雷雨!さっきヒョウも降ってました)山小屋の人がやめたほうがいいというのに上に上がっていきました。いろいろ書きましたが、最近山人口も増えて、その来る人も僕らが始めていったときに比べてずいぶん様変わりしました。特に僕などはびびりなのであまり危険なところには近寄らないのですが一人で行くことが多いので今まで以上に慎重にならなければと反省しました。しかもこのような事故があったらなおさらです。同じ登山者として事故にあわれた方のご冥福をお祈り申し上げます。(合掌)



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Posted by トレッカー at 15:00│Comments(0)山歩き
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